その他

  1. セイレーンの苦悩の唄

    古代ギリシャの詩人ホメロスによる物語「オデュッセイア」から一節です。オデュッセウスがトロイア戦争を終え、戦士を率いてギリシアへの帰路、様々な苦難に見舞われながら航海しますが、セイレーンの島を通過するときほどの困難はありませんでした。
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  2. 不安障害2

    不安に対する心理的な工夫としては「避けずに受け入れること」が大切と言われています。その背景となる思想に、「チベットの死者の書」にある言い伝えがあります。それによると、人は死後、暗闇の中に目覚めます。そこに最も恐ろしい怪物が現れ、あなたに残された選択肢は二つのみ。逃げるか、降参するかです。
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  3. 発達障害

    発達障害は精神医療の分野でも注目のトピックで、メディアやネットでも多く取り上げられる様になりました。我々精神科医の立場からも、患者さんを評価する尺度が一つ増えた格好で、診療の幅が広がり、これまで医療の対象とされて来なかった方々にも関与することが出来る様になったことは、とても良かったと思います。
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  4. マインドフルネス瞑想

    瞑想というと、宗教的な難しさを連想しますが、最近話題になっているこの手法は、心のトレーニングと考えて良いと思います。リラックスした姿勢で目を閉じ、自分の自然な呼吸に注意を向け観察するというだけのシンプルなものです。時間は数分程度でOKです。様々な考えが浮かんで来ますが、その都度呼吸に注意を戻します。
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  5. 開院18ヶ月

    昨年の4月にクリニックをオープンし、間も無く1年半が経とうとしています。お陰様でこの間に多くの方々にご来院頂きました。私は診察の中で多くの気づきや学びを得させて頂いております。また一方で受診に際してご満足頂けなかった方々もおられたと思います。
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  6. 不安障害

    先日不安障害について、県精神科診療所協会主催のメンタルヘルス講演会で講演させて頂きました。不安症状や強迫症状の治療には、お薬による治療と並行して、心理療法を行うことが重要です。不安に対しては、①不安に立ち向かう姿勢を持つこと。②不安に支配されず、コントロールする方法を習得すること。
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  7. 節分

    豆まきは、季節の変わり目に生じる邪鬼を追い払うために行う宮中行事から発展したそうです。邪鬼は自分の心に潜む不安と言い換えられるかもしれません。これからの時期は就職、進学、異動など不安が高まりやすいイベントがあります。私も転職を前にこの時期に不安で一杯になったことがあります。
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  8. 年末

    お陰様で、2016年の診療を終えました。開院9ヶ月が経過し、来院される患者さんの数も徐々に増え、私としては日々自らの能力を試されているような状態です。力不足を痛感する機会も増えてきました。精神医療の幅広いニーズに、可能な限り対応できるよう努力して行きたいと考えています。
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  9. 紅葉

    クリニックから見える宮城野通りの街路樹も色鮮やかに紅葉し、秋冬の訪れを感じさせてくれています。同じ種類の木であっても赤かったり黄色かったり、生育条件や個体差によって様々に色づくそうです。同じ職場や環境に居ても、感じるストレスは人それぞれです。
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  10. オリンピック

    8月はオリンピックでの日本人選手の活躍が目を引きました。土壇場での逆転が多く、メンタルの強さを感じました。以前はスポーツ競技において、日本人のメンタルの弱さが取り上げられることも多かったかと思いますが、時代は変わり若者のメンタリティーも大きく飛躍したようです。
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